インコ,  飼育方法

【インコ】小桜インコの発情過多から自咬症へ~エリザベスカラーをつける要因になったこと~

こんピー!なおピッピです。
皆さまいかがお過ごしですか?
私は愛は変わらずです♪

年が明けてしまいました。
今年も何卒宜しくお願いします!
また今年も元気に笑顔多い一年にしましょう(*’ω’*)
SNSのフォロワー様から我が子のいなりが初日の出のカラーとてまきとちぃが門松のカラーで縁起がいいと褒めて頂きました♪
ので素敵なアイデアを元に作成してみました♪

皆さまにご利益ありますように。

ところで今回の本題に入りたいと思います。
【発情は色々な病気の発端になりえる】
ということです。

またこちらの内容はYoutubeにも動画としてアップしていますので、よければそちらもご視聴頂けると幸いです。

結論から話すといなりは産卵のしすぎでお尻に傷ができ、自咬症へと発展してしまいました。
お尻の形状は変化し自咬症により、火傷のようにケドロイド状みたくじゅくじゅくになってしまいました。

私は12月半ばからいなりが極端に弱ってしまい看病をしていました。
一先ずは元気を取り戻してます。

やはり動物なので、この世に生を持った以上使命は種の繁栄です。
よって発情というものは【本能】なんですね~
「発情対策」に関しては、鳥飼さまであれば、一度は通ったか学習してる中で目にしたことはあると思います。
ただインコちゃんも動物です。
生きとし生きるもの全ては種の繁栄をするのが本能に刻まれてます。
切って離せない問題ですね。

発情自体は私自身悪い事はとは思いません。
生命が新しく産み落とされて誕生するという事は素晴らしいことです。

 

子は宝!!!

 

では何故こんなにも発情対策に飼い主様は頭を悩まされているのか。
それは発情から様々な病気を誘発する可能性があるからです。
その大半が命に関わってくるものばかり・・・。

こんなにもあるんです。
それも殆どが雌の発情関連疾患です。
よく言われる卵詰まりも。
こんなに生死を分ける疾患があるので・・・無精卵など目的がない発情から産卵は極限まで防ぎたい問題ですね。
また、産卵をしてからの抱卵期に突入してしまう子もいますが抱卵期の方が寿命を最も縮めてしまう要因にもなってきます。

今回は発情対策の内容ではなく、発情をし、卵を産みすぎて体調不良になっているいなりのお話をしたいと思ってます。
発情過多で数年通院を続けたいなりのお話で、上記に記載した疾患以外にもこんな事例もあるのだと知識の一部に収めてくだされば幸いです。

いなりは小桜インコ女の子5才です。
品種はタイガーチェリー(だと思っている)

5年前の春にペットショップにてお迎えしました。
甘えん坊で可愛くて気が強くてふわふわのよき香りの子です。
いなりは生後半年頃に発情行動を開始し、女の子だと発覚しました。
発情行動といっても、当時は軽くチラッとするくらいでしたが、1才半で初めての卵を出産しました。

そこからは先生の指導の下、発情対策を行ってきましたが、年々発情を繰り返すどころか季節関係なく発情を続けていました。

2才になった頃には発情を始めれば1個産むように。
気性もどんどん激しくなっていき気兼ねなくいなりに触れることもなくなりました。
2才の間に3個の卵を出産。

インコは主に春と秋の年2回、繁殖期に一日おきに一つずつのペースで5個程の卵を産みます。

3個にしては少ない方ですが、いなりは3才になってから加速をあげていきました。
年に2回の繁殖期はスルーし365日ほぼ発情です。
年3回はしっかりと発情を行っていました。
更にしっかりと4個の卵を産むようになりました。

一回発情すると卵を4個出産し、抱卵を開始。
それが一か月くらい続きます。
日数を経てば諦めて抱卵を辞めますが、そこから通常に戻り2週間ほどで発情が始まります。

変わらず、そんな状況が続いて4才になった頃、出産後に体調を崩すようになりました。
いなりは足踏みをするようになりました。
一度くらいならスルーするところですが、一日に何度も繰り返し数日続いていたのです。
足踏みはよく見るとお尻を蹴ってるようにも見えます。
そこで病院に行ったところ
【卵黄性腹膜炎の疑い】との診断。
{卵黄性腹膜炎⇒破裂した卵または卵管に遺残した卵の卵黄物質が腹膜に存在することによって引き起こされる炎症反応}
この時は薬にてステップのような仕草は治まりました。

これは出産をする度に起こるようになりました。
多くて月に一回、二か月に一回は診察とお薬をもらいに通院へ。

ただ二回目の診察からは【自咬症】と診断されました。
{自咬症⇒身体に違和感などがある場合自分で触ってしまい傷を悪化させてしまう。毛引きなどを引き起こす事も}
お腹が痛くて蹴っている訳ではなく、お尻が痛くて蹴るようなステップのような仕草をしていたのです。
それに加えて、いなりはお尻を自分でかじっているようでした。
この時は自分で咬んでいるようなことは目視では確認できませんでしたが、いなりは出産を繰り返すようになってから
お尻の肥大化が治らなくなっていたのです。
出産の際には骨盤が開いてお尻も肥大化します。
ただこれは終わり次第、お尻も通常サイズに戻るのが普通です。
いなりは、なかなかお尻は治らず立て続けに出産を繰り返していたのです。
お尻は赤く腫れていました。
5才になってからは、薬にて症状が治まれば発情をし、出産をしては痛がるの繰り返しです。
ここからお尻の炎症から傷になっていくのがわかりました。

この時点では先生はエリザベスカラーはお勧めしませんでした。

■いじることが癖になっている場合カラーをつけたことで、外した時にたまりにたまった鬱憤で更に激しく触ってしまう可能性があり
一生カラー生活になることがある。
■ストレスによって死に至るケースもある。

との事で引き続き薬での治療が続きます。
5才の夏の出産より炎症からお尻の形が変化してきました。
この頃より頻繁にお尻を触るような仕草を目視で確認できるようになりました。

目視で確認できるようになってからはお尻はケロイド状まで悪化してしまいました。

先生には都度相談しながら様子を見てきましたが、そんな中でも発情は治まらず・・・秋も出産は続いていました。
この時に病院側の都合で行くことができなくなってしまい、セカンドピニオンに移動しました。
塗り薬もあると提案をもらいましたが、結局気になってしまって触ってしまうという事は変わらなかったので再度お薬へ。

12月中旬になる頃にはいなりの態度にも変化がありました。

■積極的に手に乗るようになってきた
■手の上で寝る
■触っても怒らない

いなりは発情をしだしてから手をすごく嫌うようになり、むやみに触れないくらい噛むようになってしまったので
普段は触らないようにしてました。
いなりから飛んでくることはあっても手に乗るとキレ散らかすレベルで手を嫌っています。
インコが危機的状況になると飼い主にすがってくるという習性もあるので、いなりの性格を考えると大分しんどかったんだと思います。
また飲み薬での治療が続いていましたが、朝ケージの下に血だまりができていたことから
急遽病院へ
前回の通院から傷の具合も治まらなければカラーをつけましょうということだったので、カラーの生活へとなりました。

また去年私は退職をしてインコ達と一緒にいる時間が増えたのですが、いなりはよく深夜にガチャガチャやっていたようで
恐らく普段は私が寝てるとわかっていて深夜にお尻を触っていたんだと思います。

長文にて読みづらいところもあったと思いますが、現状はいなりのお尻はお尻の形を出してきました。
完治までにはもう少しかかると思いますが、体力も戻ってきています。

今回は発情から出産が続いてしまった結果です。
発情は色々な病気の要因になりえる事から、いなりは自咬症へと発展してしまいました。
卵詰まりやヘルニア、卵塞にはなりませんでしたが、あのまま出血が続いてたら命に関わっていたと思います。

発情対策などの内容ではありませんが、発情が続く事での一つの事案として捉えてもらえたら幸いです。
普段の発情をいかに抑えるかで愛鳥も飼い主様も辛い時間は少なくなるのではないでしょうか。

またいなりは【過剰産卵】なのではないかと私は疑っていたのですが、先生からは「ちょっと多いね~」くらいで
「ちょっとなんだ・・・」という認識でした。
過剰産卵は1年間で100個ほど出産を繰り返したりするデータもあるみたいで、養鶏場とかにいる鶏は医療現場でいえば過剰産卵というふうに
言われるみたいです。
いなりは1年に3回発情をし、計10個~12個の卵を産んでいたので、確かにその数字を見ると、まぁちょっとか。となりました。
結果としては通常より発情回数は多いので、今後も気を付けていかなければいけません。

発情が続いていい結果になることはありません。
子孫を残す、我が子の赤ちゃんを作る目的がないのであれば、出来るだけ発情を減らせるように対策を行っていかなければいけませんね。

次回はエリザベスカラーについてお話したいと思ってますので、またよければお付き合いください(*’ω’*)
それでは今回はこの辺で!
また次回お会いしましょう~

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